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ワイングラスの持ち方!マナー編




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”ワイングラスの持ち方”と検索すると...

ワイングラスの足(ステム)を持つのが正しい!いや、国際的にはボウルの部分をもつ方が正しいのだー!

というステムボウル論争が繰り広げられています!

では本当に正しいワイングラスの持ち方はどちらなのでしょうか。

今回はマナー編!ワイングラスの正しい持ち方について紹介します!

ワイングラスの正しい持ち方

ワイングラスの正しい持ち方を調べてみると、グラスの足(ステム)を持つべき派とグラス部分(ボウル)を持つべき派に見事に分かれています。

結論から言うと、グラスの足部分であるステムを持つのが正しいマナー!

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足部分(ステム)を持つべき理由は...

1:ビジュアル的に美しい
ボウル部分をがっつり掴むよりも、ステムを指と指で挟んで持つ方がエレガントに見えます。

2:ワインの美味しさをキープできる
ボウル部分を持つとどうしても体温がワインに伝わってしまい、ワインの温度が上がってしまう。ワインは繊細な飲み物なので、少しの温度変化でも香りや味が変化してしまいます。ソムリエさんがワインの美味しさが引き立つ最高の温度で提供してくれたワインを自分の手で台無しにしてはいけません。

3:指紋がつかない
何度も持ったり持たなかったりを繰り返していると、その回数が増えるごとに指紋がペタペタペタペタついてしまいます。赤ワインを注がれる度に指紋がクッキリ出てしまってはちょっと残念ですよね。

4:ワインを五感で楽しむため
ワインは味だけでなく、色や香りなど五感をフルに使って楽しむ飲み物です。ボウル部分を手で覆って(おおって)いたら、ワインが見にくいですよね。また、香りを嗅ぐときもグラスの足の方を持っていた方がワインを回しやすいからです。

海外ではボウルを持つ方がマナー?

”いやいやボウル部分を持つ方が国際的なマナーだ!ステムを持つのは日本人だけだ!”なんて声が聞こえてきますが、海外のマナーサイトでも足の部分(ステム)を持つ方が良しとされているようです。

参考までに海外のマナー動画をご覧ください↓

ボウル部分を持とう!と主張しているマナーサイトには、しばしばオバマ大統領の写真が掲載されています。

”オバマがボウル部分を持っているんだから、これが国際ルールだ!”ということなのでしょうが、実際海外では"オバマはマナーがなっていない。恥ずかしいから誰か教えてあげてー!"という声もあるそうです。。

オバマは大統領だからといって、正しいマナーを心得ているとは限らないのです。

ボウルの部分を持つこともある!?

辛口の白ワインやフルボトルの赤や白の場合、ワインがキンキンに冷やされていることがあります。

そのためワインの温度をあえて上げるために、ボウルの部分を持つ(手の温かさを利用する)ということもあるようです。

また、立食など立った状態で乾杯をするときは、ステムよりもボウルの部分を持った方が安定する(相手にワインをこぼす心配がない)という理由もあるでしょう。

各国の首脳などの乾杯シーンをみると皆さん立席した状態で乾杯されていると思いますが、それは相手への配慮のためボウルを持っていると考えられます。

さいごに

どのマナーサイトでも言われていることですが、グラスのどこを持つかに慎重になることはありません。

その空間にいる人たち、お店のスタッフさんたちに対して気分の良い空間を作ってあげることがマナーの基本です。

どうしたら相手が心地良いのかを考えて行動することで、ワイングラスの持ち方にも自ずと答えが出ると思います。

みなさん最後までお読みいただき、ありがとうございました^^

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