昔は運動をした後に疲れが出ると『乳酸が溜まってるな〜』と感じていました。
しかし最近の研究では疲労の原因は乳酸ではなくFFと呼ばれるタンパク質であるということがわかりました。
FFが発生するとFRも放出されるそうですが、FFやFRといってもいまいちピンとこない人も多いと思います。
そこで今回は疲労物質のFFとFRとは一体なんなのか詳しく調べてみました!
疲労物質のFFとは?
FFはファティーグ・ファクターの略称であり、タンパク質の一種になります。
ストレスや紫外線、激しい運動など、精神的又は肉体的なダメージを受けると活性酸素が生み出されます。
そしてこの活性酸素は細胞を酸化させていくのですが、その過程でFFも生成されます。
FFは脳内へ疲労信号を送り、『細胞死』を促進させていきます。
その結果、筋肉や細胞の働きが低下し、人は疲労を感じるのです。
FFが体内に蓄積されることで、免疫力が低下するだけでなく、心臓病や糖尿病などの生活習慣病を引き起こす原因にもなります。
疲労回復物質のFRとは?
FRとはファディーグ・リカバー・ファクターの略称であり、FFの発生に反応して生み出されるタンパク質になります。
FFによって傷ついた細胞を修復する役割をもっており、生み出される元には必ずFFの存在が必須となります。
FRが不足すると、疲労の回復が遅れ、疲れが抜けにくくなります。
そのため、疲労を感じたときはFRを増やすことが大切になります。
疲労回復物質FRを増やすには?
基本的に体内で生成されるFRは、FFが発生することが条件になります。
しかし、近年の研究によってイミダペプチドと呼ばれるアミノ酸を摂取することでFRを増やすことができるということが判明しました。
イミダペプチドは抗酸化作用があり、動物の骨格筋に多く含まれています。
そして動物の中でも特に活動量の多い鳥や、マグロ、カツオなどの回遊魚に豊富に含まれています。
イミダペプチドの多い食材
・鳥の胸肉、ササミ
・マグロの赤身
・カツオ、カジキ、アジ、ブリ、サンマ
イミダペプチドは食材から摂取するのが基本ですが、現在はサプリメントとしても販売されています。
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手軽に摂取できるので、サプリメントもぜひ活用してみてください。
さいごに
疲労を回復させるには、FRの分泌量を増やすことが大切です。
FRを増やす作用があるイミダペプチドを含む食材を積極的に摂取することで、疲労回復を早めることができます。
ジムなどの激しい運動のほか、仕事などでストレスを感じたときなども、ぜひイミダペプチドを意識して摂るようにしていきましょう。
この記事がみなさんのお役に立てたなら、光栄です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!