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食前酒とは?食前酒の意味と種類について




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食前酒。字のごとく食事の前に飲むお酒です。

食前酒を飲む意味、そして食前酒として一般的に飲まれているお酒を知ることで、食事をより有意義に楽しむことができます。

今回は食前酒の種類など女の子が知っておきたい食前酒の知識について紹介します!

食前酒とは?食前酒の意味を知ろう!

食前酒とは19世紀のフランスから始まった慣習です。メニューなどではアペリティフ(Apéritif)、前菜など食前に出されるものを総称としてアペタイザー(appetizer)と書かれている場合もあります。

食前酒は食事の前に飲むことで胃を刺激して食欲を増進させたり、飲み交わすメンバーの心を和ませ会話を弾ませるという作用があります。そのため、食前酒として飲まれるお酒は炭酸の入ったお酒が選ばれることが多いでしょう。

欧米ではシェリーやカクテルなどアルコール度数の高いお酒が食前酒として選ばれますが、欧州や日本では白ワインベースのライトなものが好まれます。欧米との違いは胃の強さに関係しているとも言われていますが、本来の目的である食欲の増進、場の空気を盛り上げるという点においては同様です。

食前酒は絶対これでなくてはいけないという定義はありませんが、アルコールの強さと好みに応じて選んでいきましょう。

また、フランス料理では食前酒は一般的ですが料理の種類に関わらず普段の食事に食前酒を取り入れても良いかもしれません。

食前酒の種類

・シャンパーニュ
フランス料理ではシャンパンが食前酒として王道です。食前酒としてオーダーする際はグラスで注文しましょう。基本的に食前酒として出されるシャンパンは辛口でサッパリしたものが多いです。

・キール
白ワイン又はシャンパンにカシスのリキュールを加えたカクテル。

・ミモザ
シャンパンにオレンジジジュースを加えたカクテル。

・マティーニ
欧米ではスタンダードな食前酒です。ジンベースのカクテルでオリーブなどが添えられていることが多いです。アルコール度数は強めです。

・シェリー酒
白ワインの一種で通常のワインよりもアルコール度数が高めです。

・梅酒
天ぷら料理や懐石料理などの和食料亭では食前酒として梅酒が出されることがあります。

・サングリア
赤ワインとソーダやオレンジジュースで割りフルーツを加えた飲み物。清涼感があるため夏場に好まれます。

ここでは食前酒の代表とされているお酒を紹介しました。その他にも食前酒には様々なものがあります。シャンパンをはじめとしたスパークリングワインや白ワインベースのカクテルが日本では主流ですが、お好みに応じて食前酒を選んでみてください。

ビール党の方にとっては最初の一杯はビールでいきたいと思われるかもしれません。ビールを食前酒として飲んでも問題はありませんが、格式高いフランス料理店ではビールを置いていない店もあることを心得ておきましょう。

さいごに

食前酒には、アルコール度数の高いものから低いものまで様々です。お好みやご自身のアルコールの強さによってオーダーするものを選んでいきましょう。

レストランへ行く前にバーへ寄るなんていうのも素敵ですよね。その際はぜひ食前酒を楽しみましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました^^

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