口コミサイトを見ると「キレイキレイで顔を洗ったらニキビが減ったー!」とか「いつもより肌の調子がいいー」なんて声を目にします。
しかし手と顔の皮膚の構造は異なります。そのため手に使うものを顔に使って良いのか疑問に思っている方も多いと思います。
そこで今回はキレイキレイのハンドソープで洗顔すると、顔にどんな影響があるのか調べてみました!
ハンドソープと洗顔料の違い
ハンドソープと洗顔料は、手用と顔用として区別されています。
手と顔は皮膚の構造や必要な効用が違うため、含まれる成分も異なっています。
顔の皮膚は手の皮膚よりも薄くできています。そしてその薄い肌を守ろうと皮脂腺を多く配し、皮脂を分泌しているのです。
洗顔料は顔の皮膚に合わせて刺激を抑え、皮脂を奪いすぎないような成分になっており、乾燥を防ぐために保湿成分もしっかり含まれています。
一方、ハンドソープは手に付いた細菌や汚れを落とすのを第一の目的としているため、殺菌作用の強い成分が含まれています。
キレイキレイに含まれる殺菌作用は顔の皮膚にキケン!!
キレイキレイなどのハンドソープに含まれる殺菌作用は、界面活性剤という成分によるものです。
キレイキレイの場合は、『ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油』や『ベンザウコニウム塩化物』といった成分が界面活性剤にあたります。
これは食器洗剤などにも含まれる成分で油汚れなどを落とすほど強力な成分です。
そのためキレイキレイを顔に使用すると必要以上に皮脂が奪われてしまい、乾燥を引き起こします。
また殺菌効果によって皮膚を守るために必要な常在菌までも失ってしまうため、肌が荒れやすくなってしまうのです。
キレイキレイでニキビを減らせる?
ニキビはアクネ菌と呼ばれる常在菌の増殖、そして皮脂の分泌過多によって発生します。
アクネ菌は肌を外部から守ってくれる皮膚に必要な菌です。しかしアクネ菌が増えすぎてしまうとニキビができてしまうのです。
キレイキレイには殺菌作用がありアクネ菌も奪ってしまいます。その結果、必要以上にアクネ菌が繁殖しニキビになるのです。
また、皮脂も肌を守るために大切な成分ですが、必要以上に分泌されると皮脂の詰まりを起こしニキビを生んでしまいます。
キレイキレイに含まれる界面活性剤は必要な皮脂も奪い、肌を乾燥させてしまいます。
乾燥した肌は多く皮脂を分泌し皮膚を潤そうとし、結果毛穴を詰まらせニキビを作ってしまうのです。
つまりキレイキレイで顔を洗うことは、アクネ菌や皮脂を増やしニキビのできやすい肌を作ってしまうのです。
さいごに
キレイキレイなどのハンドソープで顔を洗うのはなるべく避けた方が良いでしょう。
肌がよっぽど丈夫な人でない限り、なんらかの炎症を引き起こす可能性があります。
ハンドソープの殺菌作用は界面活性剤に含まれるタンパク質を変性させる働きによるものです。
細菌細胞を破壊して殺菌を行うため、皮膚細胞を傷つけることになるのです。
手の丈夫な皮膚にはまだしも、顔の薄い皮膚にとっては大きな負担になります。
傷ついた皮膚細胞は早く修復しようとターンオーバーのサイクルまでも乱してしまいます。
長期的に美しい肌を維持したいのであれば、顔専用である洗顔料で洗いましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!