タモリさんや福山雅治さんが行っているという話題のお湯だけで髪を洗う湯シャン。
今回はその湯シャンに塩を加えた、塩シャンプーについてご紹介します。
シャンプーで毎日洗っているのに夕方になると、なんか髪が臭いな〜と思う人いませんか?
シャンプーは香料が含まれているのでなんとなく髪がいい香りになるように感じますよね。でも実は、シャンプーは悪臭を引き起こす原因だったんです。
シャンプーを使うのをやめて、塩シャンプーに切り替えてみませんか?塩シャンプーのやり方と効果について調べてみました。
塩シャンプーの効果とは
シャンプーを使用せず、お湯と塩だけで髪を洗う塩シャンプー。それにはどんな効果があるのでしょうか。
塩シャンプーには、白髪、抜け毛の解消、頭皮の臭いやかゆみの改善、発毛促進、髪にハリとコシを与えるなど様々な効果があります。
シャンプーの使用をやめることで、髪の健康状態が正常に戻るため髪に関する様々な悩みが解消するのです。
でもなぜシャンプーをやめると、頭皮の状態がよくなるのでしょうか。
私たちは普段当たり前のようにシャンプーを使っていますが、実はシャンプーには強力な洗浄成分が含まれているのです。それは食器洗いの洗剤に含まれている界面活性剤と同等の成分であり、お皿を洗うには十分の洗浄力を発揮します。しかし髪の毛に使用すると必要以上に頭皮にある皮脂を奪い去ってしまうものなのです。
そして皮脂を奪われてしまった頭皮は、乾燥を防ぐためにより多く皮脂を分泌しようとします。皮脂が過剰に分泌されることにより、頭皮のべたつき、吹き出物、悪臭など髪に関する様々な問題が起こります。
その原因を断ち切ろうとまたシャンプーをしてしまうので、皮脂が過剰に分泌され続けるという悪循環に陥ってしまうのです。
本来、お湯の力だけで頭皮の汚れは落とすことができるのです。お湯だけで髪を洗うことは湯シャンと呼ばれていますが、塩を使うことにより垢などのタンパク質をもしっかり落とすことができます。
タンパク質は高温になると熱で凝固してしまいます。つまり頭皮の上で固まってしまうのです。
湯シャンは基本ぬるま湯で行います。そのため湯シャンでもタンパク質を落とすことができます。しかし、タンパク質は43度以上になると変形してくるため頭皮から落としづらくなります。
頭皮の乾燥を招くため高温でのシャワーは湯シャンでは推進されておりませんが、どうしても高温で湯シャンを行いたい方は塩を使い塩シャンプーで髪を洗うと良いでしょう。
シャンプーを使用しないことにより、髪は少しづつ正常な状態に戻っていきます。頭皮が健康になることで髪が生える土壌が良くなるため、様々な髪のトラブルが解消されていきます。
塩シャンプーのやり方
【塩シャンプーの準備】
1:洗面器にぬるま湯を入れる
2:塩を大さじ1入れる
3:よくかきまぜる
【塩シャンプーでの髪の洗い方】
1:髪を洗う前にしっかりブラッシングをする
2:お湯だけで髪を洗う
3:用意した塩シャンプーを髪にかけ、丁寧に髪を洗う
4:頭皮に塩が残らないようしっかり洗い流す
塩シャンプーの頻度はどのくらい?
塩シャンプーは毎日行っても大丈夫です。
いきなり塩シャンプーに切り替えるとべたつきなどが気になり継続が難しくなるかもしれません。その場合は週に2、3回塩シャンプーに切り替え、だんだん塩シャンプーをする日を増やしていきましょう。
はじめのうちはシャンプーにより頭皮が不健康な状態になっているため、塩シャンプーをしても皮脂の分泌が多く感じられべたつくかもしれません。
しかし塩シャンプーを続けることで頭皮の状態がよくなってくるので、べたつきも軽減されていきます。
続けることが大切ですので無理のない程度からはじめてください。
塩シャンプーにはどんな塩を使えばいいの?
塩シャンプーには粗塩を使用すると良いでしょう。
スーパーなどで売られている代表的な粗塩は「伯方の塩」や「天塩」などがあります。
粗塩に含まれるナトリウムイオンによりタンパク質を落とすことができます。
精製塩は作られる過程で高温処理がされているためナトリウムがイオン化しにくいため、粗塩の方がタンパク質をきちんと落としてくれるためオススメです。
塩シャンプーの後リンスをしてもいい
塩シャンプーのあとはリンスをしない方が良いでしょう。
リンスにはシャンプー同様に界面活性剤が含まれています。そのためリンスを使用すると塩シャンプーの効果を得ることができません。
塩シャンプーの場合は、塩シャンプーのみを行ってください。
もしリンスをしたい場合は、髪をサラサラにしてくれる効果があるお酢でリンス(酢リンス)をすると良いでしょう。
スプレーやワックスを使っている場合は...
巻き髪やヘアセットなどでスプレーやワックスを使用した場合は、塩シャンプーの前にスプレーなどで髪が固まっている部分だけにリンスやトリートメントをつけて洗うと良いでしょう。
塩シャンプーをせっかくやっているのに、リンスやトリートメント!?と思う人もいると思います。
しかしヘアスプレーやワックスは油分でできているため、油を含んだものでなければ落とすことは難しいです。
これらがきちんと落ちていなければ、逆に髪が不潔な状態となり、髪の健康を阻害する可能性があります。
もちろんリンスやトリートメントは絶対頭皮につけてはいけません。
湯シャンや塩シャンプーは頭皮の健康を促すものです。
必ずスプレーやワックスで固まっている部分だけに使用するようにしましょう。
さいごに
髪は頭皮から生えてきます。
湯シャンや塩シャンプーはその頭皮をシャンプーなどのダメージから守り、頭皮の健康を促すものです。
お皿を洗うときに洗剤を使うと思いますが、湯シャンは塩シャンプーはお水だけでお皿の汚れを落とすイメージです。
お水だけでお皿を洗うと、洗剤を使うとき以上にすすぎが必要ですが、汚れを落とすことはできます。
頭皮はお皿と違って、私たちの体の一部であり、髪を支える土台でもあります。
頭皮を大切に扱って、健やかな髪を維持していきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!