コンビニ弁当は体に悪いから食べない方がいい!自炊した方がいい!という声をよく聞きますが、コンビニ弁当は本当に体に悪いのでしょうか?
そしてもしコンビニ弁当が体に悪いものだとしたら、どんな健康被害があるのでしょうか?
悪い悪いと言われながらも、気軽にいつでも買えるコンビニのお弁当は多くの人の生活を支えてくれているのも事実です。
今回はコンビニ弁当は健康に悪いものなのか調べてみました。
コンビニ弁当が健康に悪いと言われている理由
コンビニ弁当が健康に悪いと言われている最も大きな理由は、お弁当に含まれている添加物にあります。
食べ物は時間が経つと変色や異臭、味の劣化など変化するのが一般的です。しかしコンビニ弁当のように製造されてから店に陳列され、人々の口に入るまで何十時間とかかる場合、食べ物の劣化を抑える必要があります。
また、コンビニでは高価なお弁当は売れません。製造過程に手間が加わるごとにコストは積み上がっていきますから、低価格を実現するにはその手間を省く必要があります。
いつでも買える安いお弁当を作るには、添加物が必要不可欠だったのです。
具体的には、お漬け物を発酵させていられないので発酵調味料を使いお漬け物風に仕上げたり、時間が経っても鮮度を保てるようレタスやキャベツを消毒液のプールに漬け込んだり、本来は練って弾力をつけるかまぼこをリン酸塩を使って弾力を出したりしているのです。
そして成分表記に記載されている添加物は、着色料、甘味料、漂白剤、発酵調味料、香料、結着剤など様々ですが、記載されているもの以外にも添加物が含まれている場合もあります。
原料が食品になる過程で使われた添加物は成分表記に記載されていますが、その一つ前の過程である原料を作る際に使われた添加物に関しては使用して良い危険値を超えない限り記載しなくて良いというキャリーオーバーのシステムがあります。
そのため、実際にひとつのお弁当にどれ位の添加物が含まれているかは正確には知ることができないというのが現状です。
コンビニ弁当に含まれる添加物で体にどんな影響があるの?
添加物にはそれぞれ入っているものによりガンやアレルギーの誘発、肺炎、肝硬変、精子や卵子の減少などを引き起こすと言われています。
しかしそれは添加物を一定量摂取した場合、引き起こる可能性があるということです。
食品に含まれる添加物の量は、人間が一生のうち毎日添加物を摂取して影響がある可能性がある量の100分の1と定められております。
添加物が人体に何か影響を及ぼすためには、毒性の強さと量を必要とします。そのため食品から毎日添加物を摂取しているからといって、添加物によって害されたと言い切れないのです。
また、今の世の中に溢れている食品で添加物が使われていないものはごくわずかです。つまり私たちが添加物を摂取しているのはコンビニ弁当からだけではないということです。
人の体は添加物だけではなく、栄養バランスやストレス、運動不足によっても体調を崩す可能性があります。そのため添加物を気にするよりもそれ以外の面で体を健康に保つことが大切なのかもしれません。
まとめ
コンビニ弁当は体に悪いという風説がありますが、コンビニだけではなくファミレスで出される料理や普段私たちが使う食材にも添加物は含まれておりコンビニ弁当だけが特例ではないということを知る必要があります。
相当量を摂取しなければ添加物による健康被害は考えにくいですが、今や添加物は私たちの生活になくてはならないものです。
それぞれの価値観のもと、添加物とも上手に付き合っていきましょう^^