マナーを身につける

料亭の食事マナーまとめ。お見合い前にチェック!チェック!




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フランス料理などのマナーを心得ていても、実際母国のマナーについて熟知している人は少ないのではないでしょうか。

突然、彼に懐石料理のお店に連れて行かれても大丈夫でしょうか。

お見合いなどでも育ちが良い方は、相手方の食事のマナーについてチェックしていると言われています。

大事なお食事会の前に料亭での食事マナーについて確認しておきましょう。

今回のテーマは料亭の食事マナーについてです。

料亭のマナー入り口編

・上着は入り口前で脱ぐこと
コートやマフラーなどの防寒具は、敷居をまたぐ前に脱いでから入りましょう。上着を脱いでから入ることで、料亭の方に「さぞ寒かったでしょうに〜」と気遣わせずに済みます。外の寒さを中に持ち込まないという気配りですね。しかし羽織は例外になります。和服の際に着る羽織はコートというよりジャケットという扱いになるため、入り口で脱ぐ必要はありません。ご自身の寒い暑いと感じるタイミングで脱ぎ着しましょう。

ちなみに西欧諸国では、上着を脱いで入ることはマナー違反になります。上着を脱いで上がることで、「早く部屋に上がらせてくれ、部屋に入れるのは当然だ」という図々しい印象になりますので気をつけましょう。

日本では上着は先に脱ぎ、海外では脱がずに入るということを覚えておきましょう。

・靴はお尻を向けて脱がないこと
靴の向きを直すのが面倒だからと、出迎えてくださった方に向けてお尻を向けるのはやめましょう。確かに後ろを向いて上がることでスムーズに上がることができますが、料亭の方にお尻を向けるのは失礼にあたります。必ず体の正面を出迎えてくださった方に向けて上がりましょう。そして靴を揃える際もなるべくお尻を向けないように、少し斜めを向いて揃えるようにしましょう。

・和室の縁を踏まないこと
部屋へ通される際は、敷居や畳の縁を踏まないように気をつけましょう。お部屋へ上がるときはもちろん、お手洗いに立つときや帰る際も十分気をつけましょう。敷居や縁を踏まないのは、料亭だけではなく和室全般に言えるマナーです。畳の縁を踏んではいけない理由はこちらの記事で紹介しています。

料亭のマナーメニュー編

料亭で出される食事が懐石料理の場合、提供される食事の順番を心得ておきましょう。流れを知っておくことでお腹の具合を計らいながら食事を進めることができるでしょう。

-最初に提供される炊きあがりのご飯。少量盛りつけられます。

-みそ汁。冬は白みそ、暖かくなると合わせ、夏に近づくにつれ赤みその量が増えていきます。

向付(むこうづけ)-刺身や酢の物など。飯と汁と一緒に出されます。

煮物-大きめのお椀にたっぷりと出てきます。懐石料理のメインディッシュになります。

焼物-焼いた魚の切り身を出されるのが一般的です。食べやすいように骨を取り除かれています。

強肴(しいざかな)-飯のおかずになるようなものや、お酒を進めるためのつまみになります。煮物などの炊き合わせが多いです。

箸洗(はしあらい)-お口直しのためのお吸い物。箸を洗う意味合いもあります。

八寸(はっすん)-海や山の珍味。お酒のつまみとして出されます。

湯桶(ゆとう)-懐石料理の締めくくり。お焦げや炊米にお湯を足していただきます。お茶漬けにする場合もあります。

香の物-お漬け物。湯桶と一緒にいただきます。

料亭のマナー食事編

・向付は後から箸をつけること
飯と汁からいただき、向付はお酒が出てきてから箸をつけるようにしましょう。飯や汁の前に向付が出されることがありますが、その場合も必ずお酒が出てきてからいただくようにしましょう。

・最初に出てきた飯は少量残す
ご飯は少量残すのがマナーです。全て食べてしまうと食を急いでいる印象を与え、料亭の方を急かしてしまいます。ご飯はおかわり用のおひつが追々出てきますので、自分で取り分けましょう。現在ではご飯を一口ほど残す慣習は薄れているようですが、作法を重んじる方もいらっしゃるので知識として頭に入れておきましょう。

・器を持って食べること
日本料理器は、手に取って食べるように作られています。ご飯や汁物はもちろん、煮物なども器が小ぶりであれば手に持って食べるのが良いでしょう。洋のテーブルだと高さがありますが、和室だと低い位置にありますのでお刺身などを食べるときは醤油皿を手に取って食べると良いでしょう。

・お椀の蓋は返して置くこと
お椀の蓋を外したら、水滴がテーブルに付かないようにひっくり返してから置きましょう。蓋を置く位置は右に出されたら右の外側に、左に出されたら左の外側に置くようにしましょう。

さいごに

日本人でも日本料理のマナーを知らないという人も多いでしょう。

だから少しでもマナーを心得ていることで相手に良い印象を与えることができます。

今回の記事が少しでもみなさんのお役に立てたなら光栄です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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